• ブラインドとは
ブラインド(blind)は、通常、窓の内側に付けられる窓のための覆いのこと。外側にいる人の視線から屋内を隠し、太陽光や風を遮るために取りつける簡単な仕掛である。(Wikipedia)
• ブラインドの種類
ブラインドは大きく分けてヨコ型の「ベネシャンブラインド」とタテ型の「バーチカルブラインド」の2種類に分類されます。ちなみに「ベネシャンブラインド」という名称ですが、イタリアの地名である「ベネチア」が由来となっています。
ベネチアで水面の照り返しを防ぐことを目的に活用されてきたアイテムなので、ベネシャンブラインドと呼ばれるようになりました。「バーチカルブラインド」という名称は、バーチカル(vertical)とは「垂直の」という意味。まっすぐな縦のラインが美しく、シャープでスタイリッシュな見た目が特長となっています。
• ベネシャンブラインドの特徴(素材、機能性)
1.ベネシャンブラインドの特徴
ベネシャンブラインドの構成として下記のような特徴があります。
- 水平に組まれたスラット(羽根)。
- スラットは主にアルミ製か木製で構成させている。
- 角度調整や昇降を行うメカを納めたヘッドボックス。
- スラットを上げ下げする昇降コード。
- ブラインドの操作を行うコードやポール。
などの特徴があります。
2.ベネシャンブラインドのメリット
ベネシャンブラインドのメリットは以下の通りです。
- シンプルですっきりとしたデザイン。
- 室内に入る光の量をコントロールできる。
- 外からの視線を遮ることができる。
- 降ろした状態でも風通しを確保することができる。
- お値段がリーズナブル。
などが主に挙げられます。
その他にブラインドは巻き上げるとスッキリと収納でき、降ろすと壁面と一体化してフラットな状態になるので、窓辺がスッキリしたシンプルな印象に仕上がります。
モダンテイストのお部屋にはもちろん、ウッドやバンブー素材のスラット(羽根)を使用したブラインドならナチュラルテイストのお部屋にもよく合うデザインとなっています。
スラットの向きを調節すれば、外からの視線を遮りながら風通しをキープすることも出来ます。
3.ベネシャンブラインドのデメリット
ベネシャンブラインドのデメリットは以下の通りです。
- 掃除がしにくい。
- 完全な遮光は難しい。
- 強い風が吹くとあおられる。スラット同士がすり合う音がする。
などが挙げられます。
ベネシャンブラインドのデメリットとして最たるものは掃除に手間がかかるということです。
スラットが沢山あるためそれだけでも手間がかかり大変です。それに静電気でホコリがくっついて、なかなか取れなかったり、スラット(羽根)が重なっているところに指が届かなかったりとお手入れに手間どります。その他に完全な遮光が難しいです。構造上、ブラインドはスラットを閉じた状態でもわずかに隙間がありますし、昇降コードを通す穴からも光が入ってきます。完全に遮光をしたい場合はカーテンやロールスクリーンをお勧めします。
• バーチカルブラインドの特徴(素材、機能性)
1.バーチカルブラインドの特徴
- 垂直に組まれたルーバー(羽根)。
- ルーバーは主にファブリック生地か木製で構成させている。
- カーテンのように左右に開閉する。
- 4種類の操作方法がある。
などの特徴があります。
2.バーチカルブラインドのメリット
バーチカルブラインドのメリットは以下の通りです。
- ルーバー(羽根)が垂直に落ちているため、縦のラインが強調されるため、天井が高く、空間が広く感じられる。
- 垂直にルーバー(羽根)があるのでホコリもたまりにくくお手入れが簡単。
- カーテンのように左右に開閉して使用するため、リビングやバルコニーなどの大きくて出入りの多い窓にも最適。
- ルーバー(羽根)の素材はファブリック生地が主流なため、アルミ製のブラインドよりもカラーや模様のバリエーションが豊富。
などが挙げられます。
3.バーチカルブラインドのデメリット
- 風に揺れる音がうるさい。
- 洗濯は出来るが面倒。
- 価格が比較的に高い
などが挙げられます。
ベネシャンブラインドと同様に風に揺れる音が気になります。バーチカルブラインドは長い短冊状のシルエットを綺麗に保つために下には重り(ウエイト)が付いています。なので、風にあおられると窓に当たってコツコツ鳴る音や、ルーバー自体がパタパタと鳴る音が気になるかも知れません。新築の場合はエアコンの設置場所も考慮して検討することをお勧めします。
洗濯に関してはウォッシャブルタイプにルーバーを選定すれば洗濯は可能ですが、ルーバーを1枚1枚取り外してから洗濯をして乾いたらまた取り付ける必要がありますので洗濯するのが面倒です。
• お手入れ方法
ここでは普段簡単にできるお手入れ方法を紹介します。
ベネシャンブラインドの場合
1.普段のお手入れ
ブラインドの普段掃除はハンドモップでホコリをはらうだけでOKです。
ブラインドの羽根を閉じて、羽の向きに沿ってハンドモップを動かしていきましょう。片面のホコリをはらい落としたら、操作棒を使って羽の向きを反転させ掃除した面と同様の作業してもらうだけでOKです。
2.大掃除など普段より力を入れて掃除する場合。
大掃除など普段より力を入れて掃除する場合は軍手を使います。
<必要な物>
- 軍手(すべり止めがついているものは逆にして使用する)。
- 中性洗剤
- 雑巾
まず両手に軍手を装着し、ルーバーを指で挟みホコリを落とします。
そのあと、ひと通りホコリを取り終わったら、水で薄めた中性洗剤を雑巾に含ませて拭き掃除を行いましょう。最後に水拭きで全体をもう一度拭き取れば完了です。
バーチカルブラインドの場合
1.普段のお手入れ
ベネシャンブラインドと同様に普段掃除はハンドモップでホコリをはらうだけでOKです。ブラインドの羽根を閉じて、羽の向きに沿ってハンドモップを動かしていきましょう。片面のホコリをはらい落としたら、操作棒を使って羽の向きを反転させ掃除した面と同様に作業してもらうだけでOKです。
2.大掃除など普段より力を入れて掃除する場合
ウォッシャブル仕様の場合は手間はかかりますが、洗濯機で洗うことができます。
生地の一部が汚れた場合は、部分的に拭取りをせず、丸洗いしてください。洗濯方法については洗濯表示に従ってください。
以上がブラインドの簡単なお手入れ方法となります。
ブラインドのお手いれに関して素材によっては水拭きがダメだったりするものもありますので取り扱いには十分注意して下さい。
100円ショップなどに行けばブラインドクリーナーやマイクロファイバーふきんなど便利グッズも多数あります。それらも使用すればより簡単にお手入れも出来るかと思います。どうしても汚れが気になる場合は専門の会社もありますのでそちらに依頼するのも良いでしょう。
• 修理について
ブラインドの故障にはいくつかのパターンがあります。
昇降コードの故障、ラダーコードの故障、操作コード及び操作棒の故障など様々なパターンがあります。ブラインドの「どの部分」に「どのような不具合」があるのかによって必要な対処法は異なるので、それぞれの状況に照らし合わせて確認しましょう。もし修理が必要な場合は弊社にお問い合わせ下さい。
しかし、ブラインドはおおよそ5~8年が耐用年数なので、使用年数によっては修理するよりも新しく買い直す方がお得な場合もありますので新しく買い替えるのも一つの選択肢として考えるのも良いかもしれませんね。
• まとめ
今回はブラインドについて説明をしました。商品を選ぶときにはデザインはもちろん、操作方法、取付け場所、お手入れのしやすさなどをポイントに選びましょう。またその他にわからないことなどがございましたら何なりとご質問下さい。